最近お風呂で心筋梗塞を起こし亡くなった方、外出先の階段下で転倒した際の脳出血がもとでお亡くなりになった方など、
私の身の周りで相次いで突然死が続き、当然のことながら警察沙汰になってしまった。
遺族の方からの一報で私共の寝台車が搬送業務を行うことになった。
ご遺体を現場から所轄の警察署へお運びし、鑑識など警察官の検視を受けることになった。
警察署に隣接している別室でご遺体は丸裸にされ身体外部の傷などが検証される。
それが済むと司法解剖をする監察医のもとへ連れて行くことになる。
事件性が薄いと注射で済む場合が多いが、検案書を書いていただける監察医の先生が凄く少ない為朝現場を出てから夜までご自宅へ戻るまで長時間かかってしまうことが多い。
検案書を発行してもらう代金や寝台車業務での長時間の待ち時間や走行距離などの対価として遺族は自宅で待っている不安と共に結構な額の代金を支払うことになる。
丸裸のご遺体は私達葬儀担当者が浴衣を着せてご遺族のもとへお届けし安置することになった。
普段からポックリ亡くなることを願っているお年寄りの話を聞いたことがあるけど、本人はいいとしてもこんなに後に残された人たちに迷惑をかけて逝くことを分かっているのかどうか…疑問に思ってしまう。