今から7年ほど前にお母様を見送り、
その時喪主を務められたご長男が79歳で亡くなられました。
地域は鎌倉市ですが、大船駅に近い所に住んでいらっしゃるので、
大船駅西口に有る「大船駅前斎場」で葬儀を挙げました。
およそ25年くらい前、
その敷地が売りに出た時、残念ながら私には資金力が無かった為、
友人の葬儀社の経営者に話を譲りました。
それ以来、大船·藤沢·戸塚方面の葬儀にはそちらの式場を使わせてもらっていますので、
駅から徒歩5分くらいで、現代の中·小の家族葬にはぴったりの広さで繁盛しています。
小規模の家族葬には1階フロアだけ、
友人達も参加される葬儀には2階も含め全館使用が出来ます。
スタッフの宿直勤務は現在やらないので、
ご家族の夜間付き添いは廃止になっています。
他の式場も同様になっているところが大半です。
当初の打合せでは1階だけで済みそうでしたが、
一週間も火葬を待つ間に訃報案内が行き渡り、
2階も使用しないといけなくなりました。
親戚と多少のご友人の場合、『お香典辞退します』ということも有りますが、
総勢5~60人の時はすんなりとお香典は頂いた方が良いと思います。
故人様のこれ迄のお付き合いの中で、
あちらこちらへ沢山お香典を出された事と思いますし、
元々香典は広く集めて葬儀代金に充てる意味がありました。
その為、訃報紙を作り各方面に知らせるのが普通でした。
不祝儀の時はお互い様で、
助け合いの美しい習慣が有りましたが、
「世話には成りたくない」という理由で、
お香典辞退の葬儀がたまに行われます。
後日談ですが、そこのお家はご長男で一族の本家になります。
残されたのは未亡人と三人の娘さんですが、
これから仏壇仏具を購入したり、
お墓も次男のご一家と隣り合わせで、
建立しなければならないとのことで、
現在霊園選びのお手伝いをさせて頂いております。
中々ご希望に合った墓地が見つからず検討中です。
このように、葬儀の後も色々お金が必要ですので、
お香典もちゃんと受け取ることをお勧めいたします。
(香典返しは1/3で大丈夫です)